Hallelujah(ハレルヤ)という歌詞を繰り返す名曲がある。

カナダのシンガーソングライターであるLeonard Cohen(レナード・コーエン)が歌詞を書き、歌った曲で、1984年にリリースされた。

1991年にJohn Cale(ジョン・ケイル)がカバーしたバージョンは、高く評価された。このジョン・ケイルのバージョンを元にその後、多くのアーティストがカバーしたり、映画やドラマなどで使われるようになった。おそらく一番商業的に成功したのは1994年にJeff Buckley(ジェフ・バックリィ)がリリースしたバージョンです。

最近ではPentatonixがカバーしたHallelujahが高い評価を得ています。

Hallelujah の基本情報

曲名:Hallelujah(ハレルヤ)
アーティスト名:Leonard Cohen(レナード・コーエン)
発売日:1984年12月
収録アルバム:Various Positions

「Hallelujah:Leonard Cohen」のバージョン(原曲)

「Hallelujah:John Cale」のバージョン

いろんなバージョン

歌詞

I’ve heard there was a secret chord
(この世には秘密のコードがあると聞いたことがある)

That David played and it pleased the Lord
(それはダビデが奏でたもので、主を微笑ませた)

But you don’t really care for music, do you?
(でも、皆そこまでこの音楽に繊細ではない、そうだろ)

Well it goes like this:
(そのコードはこういう風に刻む)

The fourth, the fifth, the minor fall and the major lift
(4度、そして5度の和音、短調で下げて長調で上げていく)

The baffled king composing Hallelujah
(困惑しながら王は、主を讃える曲を作ったのである)

Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah
(ハレルヤ、主に感謝し、喜びと賛美を)

Well your faith was strong but you needed proof
(君の信仰心は篤い、だがその証を欲した)

You saw her bathing on the roof
(君は屋根の上で入浴する女を見かけた)

Her beauty and the moonlight overthrew you
(彼女の美しさと月明かりに照らされる姿に君は誘惑された)

She tied you to a kitchen chair
(彼女は君をキッチンの椅子に縛りつけると)

She broke your throne and she cut your hair
(王座を破壊し、君の髪を切った)

And from your lips she drew the Hallelujah
(それから君の唇から主を讃える言葉を導き出したのである)

Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah
(ハレルヤ、主に感謝し、喜びと賛美を)

Well, baby, I’ve been here before
(ベイビー、私は以前ここに来たことがある)

I’ve seen this room and I’ve walked this floor (you know)
(この部屋も見たことがあるし、この床も歩いたことがあるんだ)

I used to live alone before I knew you
(君と知り会う前は、私はずっと一人で住んでいたのだ)

And I’ve seen your flag on the marble arch
(マーブルアーチの上で君が旗を掲げるのを見た)

And love is not a victory march
(しかし、愛は勝利を見せびらかせるようなものではない)

It’s a cold and it’s a broken Hallelujah
(愛は冷たく脆いモノなのだ、だからこそ救いを求め主を讃えるのだ)

Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah
(ハレルヤ、主に感謝し、喜びと賛美を)

Well, there was a time when you let me know
(そういえば、君に教えられた時があった)

What’s really going on below
(目下で本当は何が起こっているのかを)

But now you never show that to me, do you?
(だが、もう君は私の前に姿を現さなくなった、違うかい)

And remember when I moved in you
(私が喜びを覚えた時のことを思い出させ)

And the holy dove was moving too
(聖なる鳩は飛び立ち)

And every breath we drew was Hallelujah
(私たちから出た息吹すべては神を讃えるものだったのである)

Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah
(ハレルヤ、主に感謝し、喜びと賛美を)

Maybe there’s a God above
(主は我々の真上におられるのかもしれない)

But all I’ve ever learned from love
(しかし、私がこれまで愛から学んできたものというのは)

Was how to shoot somebody who outdrew you
(君よりも銃を抜くのが早い者をいかに早く撃ち殺す方法だった)

And it’s not a cry that you hear at night
(君が夜に聞いたのは、誰かのすすり泣く声ではない)

It’s not somebody who’s seen the light
(それは光を見たものではないのだ)

It’s a cold and it’s a broken Hallelujah
(それは冷たく脆いモノだ、だからこそ救いを求め主を讃えるのだ)

Hallelujah, hallelujah, hallelujah, hallelujah
(ハレルヤ、主に感謝し、喜びと賛美を)

語彙

ハレルヤとは、キリスト教で、歓喜・感謝をあらわす語。

ヘブライ語由来の言葉で、「神をほめたたえよ」の意。

ユダヤ教の讃美の言葉に由来し、アーメン、ホサナ(オザンナ、ホザンナ)など共に、キリスト教に残る代表的なヘブライ語の祈りの一つでもある。

キリスト教の賛美歌としては、よく使われる歌詞のようです。

キリスト教の文化圏に馴染みがなくても、良い曲だと思いますね。

感情の起伏を歌詞に込めることができて、とても印象に残るメロディですね。

人々の幸福感が満ちた豊かな世界が実現できれば良いなと思う晴れ晴れしい曲ですね。