スカイスクレイパーという映画が2018年に公開された。

タイトルの英語は「摩天楼」の意味。

昨今は、アクションスターとして旬のドウェイン・ジョンソンが主演した。

『ダイ・ハード』や『タワーリング・インフェルノ』にストーリーが似ているという批判も出たが、こうしたハイテクタワービルは、定期的に映画として描くことに大きな意義がある。

それは、ハイテクタワービルが、その時代を象徴する文明の最高潮の一つだからだ。

超高層ビルがどのように管理され、どのような思想のもとに作られているのかということが重要となる。

文明の繁栄を象徴する権威ある存在として、ハイテクタワービルは、存在価値を大いに持っている。

『ダイ・ハード』では、コンピュータを駆使したビル管理システムが強調されていた。来るべきコンピュータ社会を彷彿とさせるモニタ画面での管理、コンピュータルームでの銃撃戦。

こうしたこれから来るであろう時代の象徴ともなるものを意欲的に描き出していることは、その時代を映す鏡となる。

『ダイ・ハード』はアクション映画としては、絶妙なストーリー展開と迫力ある物理的崩壊の凄さを見応えたっぷりに作り出した。

ブルース・ウィリスのボヤキながら敵を倒すシーンは、現代の目まぐるしい時代に疲れたヒーローの姿をリアルに表している。ビジネス戦争に人々は駆り出され、翻弄されていく。

しかし、モニター画面はブラウン管だし、電話も携帯電話ではなく据え置きだけ。こうした時代的差分を解消するためには、新たなハイテクタワービルを主題とした映画を作っていく必要がある。

制作費139億円に対して、全世界興行収益は、325億円となった。
広告費を出しても2倍以上の収益となった。
中国での収益が高いことが伺える。日本は、あまり感心を示さず?
※許可なく表画像のコピー・転用は禁止です。

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『スカイスクレイパー』では、スマートフォン・タブレットが駆使されている。ビルに設置された管理画面が超大型の液晶画面がずらりと管制センターにずらりと並び、住人たちも壁に設置された液晶パネルから情報にアクセスし、随時、必要な情報をタッチパネルによって、検索することができた。

こうしたハイテクビルの管理システムを目にする機会はほとんどない。だが、いかに高度に管理されているかがよくわかる映像となっている。

さらに昨今の映画でも描くことがなかなか難しいスマートフォンやタブレットといったハイテク機器を主軸においたストーリー展開にした点は、高く評価すべきであろう。

また、映画の舞台を香港にしている点は、興味深い。経済の中心は、もはやアメリカではなく、中国・アジア圏に移りつつあることを象徴している。

これは世界の中心の渦が独立して存在することがもっともバランスを図る上で重要だという流れに乗っている。

経済成長著しい社会にあって、時流に乗ることは重要である。

スカイスクレイパー (2018)

SKYSCRAPER

https://movies.yahoo.co.jp/movie/363347/

最先端映像技術を駆使して、高層ビルの高さを見事に描き出している。
ビル崩壊の恐怖と凶悪テロリストを一手に引き受けて戦う主人公を見事に演じきったドゥエイン・ジョンソン
緊迫感の中にもどこか陽気なジョークを入れてくる。
この映画を通して、ハイテクビルの管理システムが近未来かしていることがよくわかる。