最近、日本の著名人の薬物依存による逮捕劇が相次いでいる。

違法な薬物使用者を厳しく取り締まることは、社会秩序を守る上で、非常に重要である。

かつて、世界に燦然と輝く大帝国を築き、世界の半分の富を独占していたとされる中国の清帝国は、イギリスの強引なアヘン売りによって、帝国の崩壊をもたらした。そして、中国が近代化する上で大きな支障となったのは、国民の多くがアヘン中毒になったためだ。

沢尻容疑者の大河ドラマ収録分そのまま放映して 著名人がSNS上で呼び掛け

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191118-00000211-spnannex-ent

薬物依存の容疑者が出演しているドラマをそのまま放映してほしいという著名人が出てきたことは、非常に無責任な発言である。

テレビに出ていた人間が薬物中毒者であれば、そのコメントや演技はすべて薬物によって作られた虚像でしかない。

もし、薬物依存の人間をテレビで格好良く演じていたならば、子どもたちに悪影響を与える。薬物依存になれば、有名俳優、有名女優になれるという宣伝をしているようなものだ。

いまの20代、30代の駆け出しの若者たちは、夢を追いかけて生きていれば、必ず競争の世界に飛び込むことになる。30代の有名女優が薬物依存であれば、その成功は薬物によって手にしたのだという結びつきを若者たちに与える。

そうなれば、若者たちはこぞって違法な薬物に手を出すことになるだろう。まともに判断力もなく、健康も阻害するなど正しい人間生活を送っていない人間がたくさんあふれかえることになる。

薬物に手を出した人間には、どん底の人生しか待っていないということをしっかりと教訓とすべきである。

違法な薬物を使用した犯罪者を、テレビで堂々と放送することを望むのは、その人間が薬物に対して寛容であってほしいということの裏返しであって、自分自身も薬物に手を染めていることを示唆するものである。

違法薬物を使った人間には、非情なまでの厳しい社会的制裁を加えて然るべきである。そうしなければ、若者たちへの示しがつかない。

違法薬物に手を染めても、許される道があると誤解してしまう恐れがある。

俳優や女優は、演技を通して人に示す大きな影響力を持つ。

それが違法薬物に染まっていれば、それは虚像でしかない。どんなに立派で素晴らしい演技をしても、それはお蔵入りでしかない。

近藤春菜、沢尻エリカ容疑者をバッサリ「個性的な部分が合成麻薬だと…」

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