2030年代の未来社会は、どのような社会となっているだろうか。

2020年代がこれから始まろうとしている。その世界は、まさに物理世界のデジタル制御化の一言に尽きるだろう。

デジタル化された世界は、曖昧模糊とした世界を一掃し、新たな秩序立った世界を作り上げることになる。

1990年代から始まったデジタル技術の波は、2000年代を境に新たな世界へと向かった。すなわち、PCの普及により、仕事や日常生活の面で著しくデジタル化された機器が浸透した時期である。

2010年代になり、ようやく大多数の人々がスマホを手に身近なコンピュータを扱うようになった。この波は2020年代にさらに浸透し、より高度なサービスを提供してくれるようになる。

2020年代~2030年代前半までは、人間がコンピュータを上手に利用して、よりよい仕事をこなしていくことだろう。

しかし、2030年代後半からは、もはや人並み以上のロボットの登場によって、人間の労働生産は不要となる時代に突入することだろう。

2040年代に至っては、もはや人間が労働することはなく、ロボットの自動化された世界にあって、余暇を日々送る生活に至るだろう。

今現在における億万長者が、優雅に快適な生活を送っていることが、あと四半世紀もすれば、全人類がどっぷりとその生活水準に至っていることが予想される。

人工知能の発達で一番期待すべき機能は、人智を超えた客観的助言を提言できる点にある。

得てして人間は、当事者間において、正しい判断を下せない場合が多々ある。

そうした迷走する状況に正しい指標を提示し、さらには状況分析から正しい状況か、不正な状況かを判定してくれる。

こうした機能が社会において、AIが最も活躍することになろう。