新型コロナ対策は、新たな局面を迎えたと言って良い。
感染拡大を阻止する手立ては、今後も継続していく必要はあるが、感染拡大の速度を遅くするだけに留まるだろう。
今回の新型コロナウィルスは、感染力が高く、さらに軽症・無症状が多いため、完全な感染防止は、不可能に近い。
さらに完全な外出禁止を行わない限り、感染リスクは、防げないであろう。
このような状況にあって、来冬に第二波が来る予測がある以上、次なる効果的な対策は、新薬とワクチンの開発にある。
今回の新型コロナウィルスは、突然変異がしやすいため、新薬やワクチンがどこまでカバーできるかは不透明だ。
このような事案にあっては、多種多様な治療方法の開発によって、カバーする以外になかろう。
いつまでも経済活動を停止しておくわけにはいかない。
さらに終息の目処が見えない以上、来冬までの対策は、万全を期す必要がある。
人類は、新型コロナ対策だけに注力して良いわけではない。
日本においては、暴風雨被害や台風被害、地震被害など多種多様な災害が今後も待ち受けている。新型コロナ対策だけに目を向け対応しているだけでは事足りない。
また、効果的な治療方法の確立がなければ、今後の経済活動も元には戻らないであろう。
新型コロナへの感染不安がいつまでもつきまとうようでは、観光・外食・交通産業の繁盛は難しいだろう。