経済産業省が今年4月に発表した「IT人材需給に関する調査」によると、今後、10年以内にIT人材が45万人足りなくなると予測しています。

しかも、現在、すでにIT業界に従事する人材が、いまもつ持つスキルをスムーズに市場の需要スキルに合わせることができなければ、

さらにIT不足は10万人増えると予測されています。

IT業界「人手不足」と「大量の人余り」が同時発生 これってどういうこと?

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190526-00010000-wordleaf-sci

 

IT技術は日進月歩である。

IT技術のスキルアップは重要な要素となる。

しかし、今後10年間に単純なルーチンワークのITスキルは、全て人工知能が担うようになる。

すると、ルーチンワークのITスキルしか持たないIT技術者は、淘汰されてしまう。

AIが簡単なルーチンワークを担う時代が到来してまだ日が浅いため、どこまで進展するかは

不透明であるが、市場投入され、実用的性能アップの歴史が刻まれている以上、高性能化は、

近い将来、到達するであろう。

 

そうなるとIT技術者は、上級技術者と中級技術者のみが、IT技術者として、活躍することに成る。

ただし、人工知能による業務効率化は、新たな組織改革を促し、結果として、短い期間ではあるが、

次々と新たな職種が生まれる。

現在のOSは、まだまだユーザにとって、敷居が高い状態が続いている。

AIによって、よりユーザをサポートする技術が発展すれば、それに応じた

オペレータの役割が生まれ、新たなサービス、新たな業態が生み出される。

混迷の時代ともなり、便利と不便が入り乱れた状態が今後は久しく続くことだろう。

しかし、その期間は10年から15年の短い間だけとなる。

その後、2035年以降は、人々が長年思い描いてきたようなロボットやAIが人間のあらゆるシーンで

サポートする優秀な存在となっていく。

僅かな期間ではあるが、この未来社会が形成されるのは、2035年、2040年に到達してからになる。

それまでは、過去のやり方と新しい未来のやり方が混在し、人々に不便と便利の狭間を強いることとなるだろう。