自動運転は、夢の技術だ。
21世紀ともなれば、自動運転は、当然の技術とみなされている。
しかし、21世紀も四半世紀が間近と迫っている中、いまだに実用化されていない。
果たして、2025年までに実用化して、市場で2~3割のシェアを占めるほど、普及しているのであろうか。
今回、自動運転のニュース記事を探索してみると、色々と課題が見えてきたように思う。
日産が高速道での手放し運転を可能にした車を2019年秋から販売するとのこと。
日本の自動運転技術の一歩前進となるニュースではあるが、ハンドルから手放しで運転することが、かなりハードルの高い運転状態ということが
大きな問題になりそうだ。
なぜ「スカイライン」から? 日産が電脳化で先手! 高速道で手放し運転可能「プロパイロット2.0」とは
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190518-00010002-kurumans-bus_all
確かに便利な技術である。ハンドルから手を離して、緊張を取ることが可能となる。
しかし、何かあれば、緊急時の運転を行わなくてはならない状況は従来と変わらないというのは、ユーザ側の負担がむしろ増した感がある。
常にハンドルに手をおいて、運転モードで休息する方が、楽かもしれない。
ハンドルから手放しでも、真正面の景色を眺め続ける必要があるというのは、むしろ難しいのではないだろうか。
やはり、完全な自動運転の技術が実用化されないかぎり、気を休めることはできないだろう。
車は拘束で移動するだけに、人間が全く運転に携わらないで運転が行える技術の開発が望ましい。