昨今のロボットの目まぐるしい進歩は、目を見張る物がある。

だが、そこには、実用化と同時に、処理する能力が限定的であるということがつきまとう。

ルンバに代表される家庭内ロボットは、実用的であればあるほど、こじんまりとしたものとなる。それは、実用の作業を成す時、ロボットの活動が安全であることが保証されなければならない。

そのためには、手足など余分なものがなく、ロボット自体の重みが人間や他の物に対して、圧力がかかるような事態には、ならない考慮した結果の形体であった。

昨今は、二足歩行ロボットや犬型ロボットがアクティブな動きを成すことで世界中から注目されている。

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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190610-00000007-jct-bus_all

しかし、こうした二足歩行や四足歩行のロボットが人並みの大きさを手に入れると、60kgほどの重量になる。これが、もし、地面を滑って倒れ込めば、人の足など潰れてしまう。実社会において、60kgほどの体重の人は日常茶飯事にすれ違う存在だ。しかし、実際にそうした人々が自分に向かって倒れ込んでくるという事態は滅多にない。

それは、人間同士が互いにぶつからないように、倒れ込んで相手を潰すような事態には、決してならないように気をつけているからだ。

ロボットにそうした社会のゴミゴミとした街中をニューヨーカーよろしく、縦横無尽に行き来することがどれほどできるであろうか?

人型ロボットや四足ロボットなどは、今後も改良し発展していくことだろう。

ロボットの安全性は、ひとえに、人間社会の中で人間と同じように立ち居振る舞いを成して、自在に動き回れる自立性の確立を必要としている。